「密約」公表で日本の安全保障は高まるのか!?

2010 年 3 月 10 日 : 赤池まさあき · コメント(4) 

 赤池誠章です。いつもお世話になっております。「国づくり、地域づくりは、人づくりから」をモットーに、全身全霊で駆け続けます!

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●9日(火)日米「密約」検証報告書が公表

 3月9日(火)岡田外相が、日米「密約」についての調査結果を公表しました。

(出典)時事通信http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010030900616

(引用開始) 日米間の四つの「密約」を検証してきた外務省の有識者委員会(座長・北岡伸一東大教授)は9日、報告書をまとめ岡田克也外相に提出した。最大の焦点となっていた、1960年の日米安全保障条約改定の際に核搭載艦船の寄港・通過を事前協議の対象外とする了解の有無について、日米間に「暗黙の合意」があったと指摘し、「広義の密約」と結論付けた。
 また、安保改定時に交わしたとされる、朝鮮半島有事の際の在日米軍の自由出撃容認を、合意文書に基づく「狭義の密約」、72年の沖縄返還時の原状回復補償費の肩代わりを「広義の密約」とそれぞれ認定。一方、沖縄返還の際、有事での核再配備を容認したとの「密約」は、認めなかった。沖縄返還時(1972年)の原状回復費肩代わりは「広義の密約」と判断。一方で、沖縄返還決定時(69年)に交わされた沖縄への核再持ち込み合意は「必ずしも密約と言えない」と認定を避けた。報告書の添付資料には68年以降、核兵器を搭載した米艦船の寄港・通過を政府が〝黙認〟する方針を外務省が歴代首相に引き継いでいたことも明らかになった。(引用終了)

 私赤池はこの結果を聞いて、暗然たる思いを抱きました。問題は3つです。

 

●密約は外交には必要。問題は国家の安全保障への効力。

 第一の問題は、今回の「密約」公表は政権交代を外交面でアピールしようとする党利党略であり、それによって沖縄普天間基地移設問題と同様に、日米同盟の信頼が揺らぎ、国家の安全保障に支障をきたすことになるからです。岡田外相が昨年9月16日に調査命令を出しましたが、その指示書には「外交は国民の理解と信頼なくして成り立たない。しかるに、いわゆる「密約」の問題は、外交に対する国民の不信感を高めている。今回の政権交代を機に、「密約」をめぐる過去の事実を徹底的に明らかにし、国民の理解と信頼に基づく外交を実現する必要がある。」と調査の動機が書かれています。語るに落ちています。歴代自民党政権による密約を暴き立てて、民主党政権の正統性を高めようという手法です。

 この背景には、「密約」は嘘、騙し、悪であり、民主主義の冒涜だという、単純極まりない考え方があります。高度な外交問題をその都度国民に明らかにしていては、外交相手に情報が筒抜けになってしまい外交自体が成り立ちません。それが、防衛問題に絡むのであれば尚更です。有識者委員会の報告書にも書いてありましたが、「密約」は歴史的に国家の外交では普通にあったのです。特に、戦後の米ソ冷戦とその縮図として、自民党と社会党を代表される国内対決があれば、やむを得ない場合もあります。ソ連から金を貰っていた社会党相手でしたから。国家機密法やスパイ防止法などがない日本であれば当然です。

 今回問わなければいけないのは、「密約」の有無ではなく、それによって、国家の安全が高まったのか、逆に危機にさらされたのかということです。私は「密約」によって、日本の安全は高まったと思っています。今回のように、密約を暴きたてることこそが、日米関係の信頼をなくし、国家の安全を揺るがす方が問題です。

 

●非核三原則の見直し

 第二の問題は、日本の核政策、非核三原則の欺瞞性です。岡田外相は、核兵器の持ち込みがなかったという歴代自民党政権の見解を変更することを表明しましたが、非核三原則は堅持するとのことです。この非核三原則を提唱してノーベル平和賞を受賞した佐藤首相自身が、三原則の「持ち込ませず」について、後悔していたということが報告書に書かれていました。

 アメリカの核の傘によって、日本の安全を保っているにもかかわらず、日本は非核政策を取る矛盾と欺瞞性を直視し、非核三原則を見直す時期にきています。歴代自民党政権の問題は、非核三原則の見直しを徐々に進めるべきだったのに、進めなかった不作為にあります。被爆者団体や社民党が求める非核三原則の法制化は、論外です。それを喜ぶのは、核兵器を持っているチャイナ、ロシア、北朝鮮だけでしょう。

 私は現職時代、防衛計画の大綱を審議する自民党の国防部会で、カナダ型の「ニュークリア・シェアリング・システム」を目指すべきだと発言しました。日本は、ロシアやチャイナ、北朝鮮の核兵器の脅威にさらされているわけで、その対抗手段を持つことは、当然です。

 

●憲法に代表される戦後レジームからの脱却を

 第三の問題は、今回の「密約」は、結局のところ、戦後レジームの問題に突き当たると思います。核の持ち込みなど、国家の安全保障政策を、現実の情勢から立案することができず、有事を想定していなかった憲法の制約のために、隠蔽したり、法を捻くり回したりするわけです。憲法に体表される戦後レジームからの脱却なくして、日本の安全、独立はあり得ません。今回の日米「密約」問題を契機に、核政策や安全保障政策など、本質的な議論がすることこそが重要だと思います。

 しかし、左巻きの民主党政権では、所詮無理でしょうが・・・・・・・。

 

外務省資料原文は以下

 

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●  これからの活動

1)赤池まさあきが語る「月例時局講演会」スタート

 

2)ネット愛好者の方々集まれ!第5回ネットOFF会

  • 日時:3月19日(金)午後6時30分から(90分間)
  • 会場:赤池まさあき事務所  会費:無料 申込:ホームページから

 

●近況報告

1)「2.17創生日本!教育再生国民集会in山梨」開催 盛況御礼!

  • 日時:平成22年2月17日(水)18時開場、18時30分から21時まで
  • 会場:甲府市総合市民会館芸術ホールで
  • 街頭:午後2時30分から甲府駅前で街頭演説、その後中心街を街頭行進

 平沼赳夫先生からもビデオメッセージを頂き、安倍晋三元内閣総理大臣はじめ、平沼赳夫(衆議院議員ビデオ)、井尻千男(拓殖大学日本文化研究所顧問)、八木秀次(日本教育再生機構理事長)、衛藤晟一(参議院議員)、宮川典子(自民党参議院議員候補予定者)、義家弘介(参議院議員)、中山成彬(元文部科学大臣)、伊藤玲子(建て直そう日本女性塾幹事長)、土屋たかゆき(東京都議)、小林正(教育評論家)、西村幸祐(ジャーナリスト)、山村明義(ジャーナリスト)、松浦芳子(草莽全国地方議員の会会長)、富岡幸一郎(文芸評論家)、水島 総(頑張れ日本!全国行動委員会)が来県して、熱く語っております。

 

2)「【草莽崛起】2.2頑張れ日本!全国行動委員会結成大会

 & 日本解体阻止!全国総決起集会」に登壇 

  • 平成22年2月2日(火)  日比谷公会堂で
  • 14時00分  頑張れ日本!全国行動委員会 結成大会 大シンポジウム
  • 17時00分  頑張れ日本!日本解体阻止!全国総決起集会

 ※ 当日の模様は 日本文化チャンネル桜で、放送されています!

 http://www.youtube.com/user/SakuraSoTV?gl=JP&hl=ja

 

3)「1.23金権腐敗・小沢一郎は議員辞職せよ!
           外国人地方参政権阻止!緊急国民大行動」

 

4)番組出演

 日本文化チャンネル桜「日本よ、今…闘論!倒論!討論!2009」

 「どうなる日本!?年末大討論」出演 http://www.ch-sakura.jp/

 平成21年12月31日(木)午後8時から11時まで、日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル、インターネット放送SO-TV http://www.so-tv.jp )で放映されました。水島聡代表の司会進行で、社会貢献支援財団会長の日下公人(くさかきみんど)先生、杏林大学客員教授の田久保忠衛(たくぼただえ)先生、外交評論家の加瀬英明(かせひであき)先生、救う会全国協議会会長代行の西岡力(にしおかつとむ)先生、月刊「正論」編集長の上島嘉郎(かみしまよしろう)先生、慶応大学講師の竹田恒泰(たけだつねやす)先生、前衆議院議員の林潤(はやしじゅん)先生に私赤池の9名でした。1年の総括、民主党政権をどうみるのか、小沢一郎論、皇室と日本、外国人地方参政権、これからの日本の国家ビジョンなど、各先生方から大変示唆に富む話が聞けます。

 生放送でご覧なれなかった方には、録画がアップされていますので、ぜひご覧ください。

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 以上、お読み下さり、ありがとうございました。

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コメント

“「密約」公表で日本の安全保障は高まるのか!?” コメント(4)

  1. せと より:

     
     赤池先生こんにちは!
     昨日の雪は三月のドカ雪でしたね。

     過去の密約の公表…。民主党は本当に肝っ玉が小さいですねぇ。
     自民党政権時の密約を暴くことで、地に落ちた自分たちの株を
     あげようなんて!

     国家という大きな組織では、密約あって然りです。
     核保有国に全てを晒して、自国を危険な目にあわせる
     バカな国はありません。
     民主党は、ご近所の核保有国に、日本を売り渡すために
     異常行動をしているので、日本の安全なんて、何とも
     思っていないのでしょうが…。

     今回の民主党の動きは、低レベルすぎて、一時の
     パフォーマンスで終わるのでは?
     参院選までは、幼稚な作戦を大展開するのでしょうが、
     国民は、もうだまされませんよ~。 

  2. スズキ より:

    ネット上の言論が活発になって以来、自虐史観のウソから解放される人が増えています。特に若い人が多いのも特徴です。そういった人たちは、民主党政権がやること一つひとつをハラワタが煮えくりかえるような思いで見ているでしょう。かくいう私もその一人ですが。

    今までウソを教えられてきた事だけでも腹が立ってるのに、そのウソをネタに国益をズタズタにしている。それを冷静に見ていろという方が、おかしいですね。

    これ以降、鳩山政権がやることは、目覚めている国民の怒りを倍々ゲームで増幅していくでしょう。そして、この怒りは決して消え去らない。なぜなら、日本人の誇りと未来を直接傷つけているからです。

    それにしても本当に今年は特別な年です。女子フィギュアがあった「バンクーバーオリンピック」、「日韓併合100周年」、鳩山首相の北京訪問、「上海万博」。この時期に、民主党政権であることはひょっとしたら千載一遇のチャンスなのではないかと思います。

    増幅した国民の怒りを背景にすれば、戦後レジュームからの脱却が実現できるかもしれない。国民は、この思いを担ってくれる国会議員を待っているのです。政党などもうどうでもいいんです。ぜひ、がんばってください。

  3. 獅童 より:

    あれ?
    密約を決めた人は佐藤栄作って方で非核三原則でノーベル平和賞頂いちゃったりしちゃったのでは??

    これって国民や世界中に対してウソつきじゃないの?

  4. 勘助だんご より:

    民主党、そしてその支持者のアホさ加減には、いい加減あきれますね。
    当時の事情を一切加味することなく、密約があったから悪いという発想にはばかばかしくて何も言えません。
    国と国とのお付き合い、一筋縄ではいかない世界だと思います。
    クリーンなお付き合いが出来るとは思いません。
    時には欺き合うこともあるでしょうし、こうやって秘密裏に約束が存在するのもやむ得ない事情もあるでしょう。

    ましてや敗戦国日本が世界の表舞台に立つためには、いろいろなご苦労があったことと想像いたします。
    一昔前の自虐史観にしらばれていた頃には、こんな発想できませんでしたけどね。

    密約は必要悪だと考えて良いと思います。全てがクリーンで存在しうるわけがありません。

    そういうのあげつらって悦に入ってる民主党関係者は、歴史を学ぶ直した方が良いんじゃないでしょうか?

    そういった意味でも教育の再生は必要でしょうね。
    きちんと時代背景を知らずして、一つの事象だけをとらえて善だ悪だというのは、あまりに愚かな行為だと思いますから。
    変なことだけを教わる子供たちが本当に気の毒だと思います。

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